ダンテの森    
12 Apr 2012   05:56:25 am
鉄道の省エネ技術
燃料電池車は原発をおはらいばこにできる技術

 交通機関において鉄道は自動車とは較べものにならないほど環境負荷が大変低い優等生であるが、ファクター5では更に効率アップが可能であるとしている。

 鉄道では従来からブレーキを掛けた時にエネルギーを取り出す回生制動を行っているが、この技術は同一区間内の列車の運行状況によっては回収された電力がうまく消費されない事も有り、その最適化は大変な努力が必要である。

 鉄道の効率アップの為に投資を行っているのは日本とスイスだけと言って良い。世界の自動車の開発費は鉄道の100倍以上である。投下した資本は鉄道では30〜40年も使われるのに対し自動車はわずか10年にも満たないのにである。

 スイス鉄道はエネルギー効率を60%向上させるのを目標に開発計画を立てている。この計画は回生制動で得たエネルギーを如何に有効に利用するかを、回転摩擦の低減、車両重量の軽減、空力の改善などがその項目である。スイスの鉄道は世界の平均に較べ大変高い効率を誇っているが、更なる開発が続けられている。

 日本では近距離輸送用のE231系が開発されたが、これは従来の103系に較べ50%の効率向上を達成している。用いられた技術はスイス鉄道と同様の項目であるが、この車両の部材の90%はリサイクル可能である事が新しい。

 JR東日本で開発されたディーゼル・ハイブリッド車両は従来のディーゼル車より20%も燃費が向上している。

 JR東日本は図の様な燃料電池車両の開発を行っているが、この車体はディーゼル・ハイブリッド車両をそのまま使っている。燃料電池列車の開発が成功すれば原発を頼りにしなくても良い世界が作れる。
カテゴリー : Factor Five | Posted By : dantesforest |
 
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