非効率エネルギー消費からの脱却の法制化
省エネの法制化に加えて、非効率なエネルギー消費を法的に禁止しようとする国もある。2007年キューバは白熱電球の使用を全面的に禁止する法律を作り、白熱電球は全て蛍光灯に交換された。キューバでは白熱電球の製造販売は禁止され輸入も禁止されている。
しかしその他の国ではこの様には進まない。アメリカでは2007年にクリーンエネルギー法ができ2012年までに40〜150Wの白熱電球を無くすと決められているが、その実施に当たっては各州政府に委ねられている。カリフォルニア州は2007年10月に2018年までに白熱電球を無くす法案が通過している。なおアメリカでは交通信号用の電灯に蛍光灯を使用することは認められていないためにLEDへの転換が行われている。
EUは2008年12月に白熱電球を無くす法律が作られ、2009年9月をスタートとして4カ年計画で最初は100W以上を対象とし、毎年1段階ずつ75W、60W、25W以下と白熱電球を順次無くして行く事が決まっている。
同様の動きがオーストラリア、ニュージーランドにもある。
白熱電球が地球温暖化の原因と見なされる等とは発明したエジソンは夢にも思っていなかったであろう。
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