皆様のおかげ様で1周年を迎える事ができました。
今日で開始1年を迎えたブログ「ダンテの森」の管理人です。海外出張の移動時間の関係でどうしてもアップできなかったのが何日か有りましたが、お陰さまでほぼ毎日1ページのペースを崩すことなく昨日で361ページを数えました。
現在1日に200人から400人の人がこのブログを読んでくれているようです。ちょっと覗いてすぐに出るヒット数(Hit数)は毎日2,000から4,000の間で、これには間違ってダンテの森に来てしまった人もふくみます。だいたい、300人位の人が本当に読んでくれている人(Visitor数)のようです。やはり、書いている側としてはこのビジター数は気になる数字です。増えると嬉しいし元気になりますが、減ると何が悪かったかといろいろ反省もします。
昨年の3.11の約半年後の終戦記念日である8月15日に意を決してブログを始めました。太平洋戦争の原因もエネルギー問題であったとも言えると思ったからです。地球温暖化の原因は人類の放漫なエネルギーの消費であり、今使っているエネルギーを1/5にしても現在の快適さを損なう事は無い、と言う考え方に立つドイツの環境学者エルンスト・フォン・ヴァイツゼッカー教授の「ファクター5」を基にこのブログを書いて居ます。記事の60%はこの本からです。残りは、ブログ管理人の文であったり、内外のニュースからエネルギーに関する環境問題を取り上げています。「ファクター5」の日本語版を来年の早いうちに出版すべく仲間のボランティア翻訳者は着々と翻訳を進めています。
電力会社の省エネキャンペーンは、冷房の温度を上げる、使わない機器のコンセントを抜く、冷蔵庫のドアの開閉は短時間になどと省エネ=快適性を犠牲にすることには大変力が入っていますが、建物を外断熱にすることや、窓枠を断熱構造にするなどのパッシブハウス基準にする事でエネルギーが80%も節約できることや、商業ビルのLEED基準化でやはりエネルギーが80%節約できる事を広報する事は積極的では有りません。電力会社の売り上げが1/5になる事は望んでいないからです。日本固有の無駄遣いの典型、屋外の飲料水の自動販売機は全国に600万台有りこれだけで原発2基分の電力消費です。実行すれば必ず消費電力が下がるに決まっているサマータイムは話題にすらされません。ロンドンオリンピックがこれまでで最もエネルギー消費が少なかったグリーン・オリンピックで有った事も知らされないで終わりました。
エネルギー消費が下がる事は誰も望んでいないかのようです。シェールガス、オイルサンド、メタンハイドレートなど、新たな化石燃料の採掘の話をまるで「希望」のように話す評論家たちを見ていると背筋が寒くなります。かつては省エネ先進国だった日本を取り戻す為に、ブログ「ダンテの森」は頑張りますので、皆様のご愛読をお願い致します。
|