スマート家電は電力(電気料金)を節約できるか
アメリカのGE家電とジョージア州のフリントエネルギー社はスマート家電とピーク時に家電を使用しない場合に電気料金の割戻しをする制度を組み合わせた実験プロジェクトをスタートした。
ジョージア州の10世帯の家庭がボランティアとしてこのプロジェクトに協力し、GE家電がプログラム可能なエネルギーマネジャー機能を持ったスマート家電を設備した。家じゅうにセンサーが設置され、家庭の電気需要の状態はスマート家電から直接コントロールセンターに報告される。スマートメータなしで各家電が直接グリッドと通信を行う。
このスマートグリッド・プロジェクトの主な目的は「ピーク時割戻し制度」の実験である。電力ピーク時を予想したセンターはスマート家電にピーク時間と、その時電気を使わ無かった場合に1kWH当り87セント(約70円)の割戻しが支払われる旨の情報をスマートグリッドを通じて知らせる。ユーザーはその表示を見て、その時間に家電を使うか使わないかを決めれば良い。ユーザーが何もしなければその家電は通電されず1kWH当り70円が割戻しされ、使いたい時はスイッチをONすれば使える。使った場合にも罰金を科せられることは無い。
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