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18 Jun 2012 06:47:49 am |
環境問題と市場 |
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GreenBiz.com 2012-06-11 Robert Kroppの記事から
どうして機関投資家は環境問題をリスクと認識しないのか
1000兆円の資金を動かすアメリカの機関投資家はその35%を米国国内に投資しており、投資先企業の株主として議決権を行使しているが、企業の環境問題対策の議題には興味を示していないことが調査の結果分かった。
三大投資信託と言われるアメリカン・ファンド、フィデリティー、ヴァンガードは120兆円の株主であるが、2011年中にただの1件も環境問題への投資議題に賛成票を投じていない。アメリカン・ファンドは全ての環境問題議案に反対票を投じている。フィデリティーとヴァンガードは90%を棄権している。ここ数年間フィデリティーとヴァンガードが棄権するようになったのは、小さな一歩前進だとの評価もある。
世界社会がこれだけ環境を問題視しているのにかかわらず投資信託会社の内部規定に環境問題が全く反映されていないことにその理由がある。
大手投資ファンドの中には環境問題を重要に考えているところもでてきている。教師保険年金基金―大学退職者基金(TIAA-CREF)は65%の環境問題対策議題に賛成票を投じており、ウェルズ・ファーゴ、5/3、クレディ・スイス、オッペンハイマー、GMOとデラウエアは50%の環境問題対策議題に賛成している。
TIAA-CREF等が加盟する「環境問題に関する投資ネットワーク(INCR)」は80兆円の資金を運用している。少しずつではあるが市場も環境問題に注目し始めている。
原文のURL:
http://www.greenbiz.com/blog/2012/06/14/why-are-institutional-investors-ignoring-climate-change-risk
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カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
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