何故日本だけ再生可能エネルギーが遅れているのか
今国会で民主党の目玉である事業仕分けが行われている。その中に原発関連の予算が挙げられている。初めて原発関連の補助金等の予算に疑問が呈された。3.11の賜物である。
これは今までの日本政府と言うか経産省はまず原発ありきでそれ以外には蓋をしていた。その結果が風力、太陽光、地熱のいずれでも世界ランキングの10位にも入らないと言う現状を生んだ。
政・官・学にマスコミが加わって「原発立国」を推進していた間に世界は原発以外の再生可能エネルギーにスイッチを切り替えていたのだ。今年の夏は3.11のお陰で東電の発電量予想が毎日発表され暑い日には計画停電が実施された。連続性が無いので役に立たないとされる太陽光発電を夏の暑い日、つまり太陽の日射が多い日のエネルギー源に充てれば十分その役目を果たせる。日が陰る日には冷房の使用量も減るので、太陽光発電量が減っても問題ない。
2011年の太陽光発電の世界ランキングは1位が中国で、米国、インド、ドイツ、イタリア、英国、フランス、スペイン、カナダ、ギリシャがベスト10である。
3.11以降、経産省の計画も少しは変わったのかも知れないが、エネルギー政策を経産省だけに任せている事が心配である。
再生可能エネルギーの旗振りをしているのはNEDOであるが、これも経産省の一部である。
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