世界のトレンドになった自動車の小型軽量化
新低密度素材、高張力金属、生分解性プラスティックの使用により自動車の車体の軽量化、小型化が進んでいる。車重が軽くなるとエンジンや変速機などのパワートレインと呼ばれる推進機構に要求されるパワーは小さくても良い事になる。自動車の部品としては最も重いパワートレインが小型軽量化されると車体全体は更に軽くできる。EV(電気自動車)やHEV(ハイブリッド車)ではバッテリーが小型軽量化できやはり自動車全体が軽くなる。
車重が軽くなると転がり軸受の摩擦が低減される為に推進エネルギーの効率は更に上がり、パワートレインはさらに小さくできる。
ロッキーマウンテン研究所(RMI)によるとカーボンファイバーで車体を作ったことで燃費は50%向上したと有る。
アルミニウムやマグネシウムは鉄に変わってエンジンの主要な材料になっているし、ボディーの板金にもアルミニウムが使われ始めている。
タイヤも「エコタイヤ」等の商品名で販売されており2〜9%の燃費が向上する。
車体の小型軽量化が世界のトレンドになって来ている事は2012年3月に開かられたジュネーブ・モーターショー(2012/3/21ブログ参照)で顕著になった。
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