ミニコジェネに補助金制度
ドイツ連邦環境省は2012年1月18日20kWまでの家庭用、小規模自営用のミニコジェネに補助金を出す制度を発表した。本年4月1日から施行される。
ミニコジェネを設置する場合一回限りの補助金が出力容量に応じて、1kWは1500ユーロ(約15万円)から19kWは3450ユーロ(約34万円)が給付される。
給付を受ける事ができる条件がさだめられておりEU小型発電機規定に基づき10kWまでは15%以上、10kW以上は20%の省エネが達成されている事が条件となる。また、使用者は年間平均85%以上の稼働率を求められる。その他
■給湯能力が設置設備1kWあたり1.6kWH以上あること。
■温水、電力のインテリジェント制御装置により制御されていること。
■3kW以上の場合はスマートメーターを設置すること。
が条件となる。
この市場は大きい。現在全ドイツ2600万世帯のうち1700万世帯にセントラルヒーティングの設備があるが、その内最新のシステムは10%でしかない。20%は24年以上の使用年数を経ており、これらの古いセントラルヒーティングの熱効率は65%以下である。
これらを最新のものに交換すると補助金の給付を受ける事ができ、環境に優しく、財布にも優しい。
どの機器がこの法律の基準に合致しているかはBAFA(経済輸出管理局)が発表するリストに明記される。
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