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20 Jul 2012 05:56:51 am |
食糧の安全保障 |
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国連環境計画(UNEP)が報告書で警告:食料安全保障を支える生態学的基盤が弱体化
UNEPは6月20日、リオデジャネイロで新たな報告書『将来における飢饉の回避:持続可能な食料システムを通して食料安全保障の生態学的基礎を強化する(Avoiding Future Famines: Strengthening the Ecological Basis of Food Security through Sustainable Food Systems)』を発表した。
報告書によると、食料生産を支える生態学的基盤が人類の経済活動の為に悪化し脅威に直面しているとしている。増え続ける人口を支える食糧安全保障を確かなものにするためには、世界は早急に、根本的な生態学的基盤の維持と強化に集中的に取り組まなければならないとのこと。
そして現在70億、2050年には90億になろうとしている人口を養うためには、自然が提供する環境サービスを受け入れることが、食料安全保障にとって不可欠であるとしている。
また食糧サプライチェーンの複雑化が食糧を効率的に消費者まで行きわたらせておらず、年間総生産量の1/3が失われ、あるいは廃棄されており、その量は年間13億トンであるとしている。
またこの報告書では、農業と漁業システムを脅かすものとして気候変動が挙げられている。たとえば気候変動やその影響によって作物の育つ場所が変化し、またゆくゆくは生産量が減少することで、農業に対する脅威は深刻化するとしている。
原文のURL:
http://www.unep.org/newscentre/Default.aspx?DocumentID=2688&ArticleID=9189&l=en
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カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
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