環境問題に取り組むリーバイス
アメリカでは年間約1000万トン、日本ではその半分の服や繊維ごみが捨てられている。それだけ無駄な服が作られ売られているのだが、他のものと異なり必要な量だけを作れば良いと言うわけには行かないのがファッションの世界らしい。
一枚服を買ったら一枚服を寄付する。これだけの事で繊維ごみが大幅に減ると言うキャンペインをアメリカのスリフト・ショップ大手のグッドウィルと組んで行っている。
リーバイスはウォ―タ―レス・ジーンズも出している。これは従来一本のデニムを作るのに平均42リットルの水を使っていたのを1.7〜30リットルにつまり28〜95%の節水をおこなった製品である。
地球の為の品質タグも作った(写真)このタグには寄付マークだけでなく、地球に優しいファッションライフについて書いてある。「温水では無く冷水で洗いましょう」とか「乾燥機はやめましょう」とあり、その説明に温水の効果はあまり無いとか、乾燥機は大きなエネルギーを消費するので、デニムは外干しをしようと書かれている。また、かっこいい洗濯物の干し方コンテストなども主催している。
もうこれ以上着れなくなったデニムもリサイクルして建材としての需要が有るので絶対にゴミ箱には入れないでと訴えている。
リーバイスが行ったライフサイクルアセスメントの結果デニムは環境負荷が大変大きい事が判ってから、自社の環境負荷を軽減する努力を行って来たが、ユーザーに対しても使用時の環境負荷の低減を訴えている。
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