持続可能社会のバックボーンとなるスマートグリッドに必要な技術
何億と言う情報のビットが建物、車、工場、倉庫、会社、政府、代理店、銀行、クレジットカード、信号、スマートグリッド、携帯電話、がLANで、WiFiで接続されており、送られ、受け取られ、複製され、記憶されている。
携帯端末は100億台を突破し、その一台一台はパワフルなコンピュータである。IDCによると2011年に2ゼタバイト(Zetta Byte=10の21乗byte) 20垓(がいは京の上の単位)バイトの情報が世界で記憶された。IBMによれば25億ギガバイトの情報が毎日作られている。これらを扱うのがビッグデータの世界である。ビッグデータでは128bitのアドレス空間で計算や情報交換が行われる。
IT業界では、この技術は持続可能社会のスマートグリッドには必要不可欠であるとしている。
いろいろな種類の発電プラント、家庭の屋根のソーラー発電機、家庭の風力発電機、その他の形態の小口発電設備、電気自動車(EV)などの情報がすべてスマートグリッドに繋がれる。
このビッグデータを研究する為にIBMはミネソタの30万平米の自社工場に25万個のセンサーを設置して、15分毎に250万個のデータを集めている。1日に2400万データが集められている。マイクロソフトはレーモンドのパイロットプラントで1日500万データを集める実験をしている。これらは省エネビル管理の情報である。
これらは固定されたセンサーからの情報であるが、将来はEVに設置された情報端末は、他のEVとの情報交換、スマートグリッドとの情報交換、位置情報、道路情報、安全情報などのやりとりがリアルタイムで行われるので、情報量は更に増える。
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