自転車の共同使用で自動車の排ガスと燃料消費を大幅削減
シティバイクはニューヨークの交通の革命的な改革になる。ニューヨーク市は大々的なバイクシェアリング・システムを来年3月に開始する。
シティバイクは会員が市内600ヶ所のステーションから合計1万台の自転車を利用する事ができる。まずは、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ地区でサービスが始まる。このサービスは民間企業NYC ShareLLC社が運営し、シティバンクとマスターカードがスポンサーとなりニューヨーク市の出資は無い。
統計によるとニューヨーク市内の移動の54%は2マイル(3.6km)以下である。この距離は自転車移動が最も早く目的地に到着する。これまで、タクシーや自動車で移動していたものが、自転車に置き換えられる事で地球温暖化ガスの排出量を下げることになる。
ニューヨーク市は2002年から自転車レーンの拡充に努力をしてきており現在総延長450kmの自転車専用レーンが整備された。これ以外に公園内や緑地に従来からあるサイクリングロードの総延長が1000kmあり、自転車ライダーには夢のような環境が整った。
バイク・シェアリングの会員になるには年会費95ドル(7,200円)で、一回の使用が45分以内、移動距離が3マイル(4.8km)以内であれば、追加料金なしに何回でも使える。時間と距離が超過した部分は超過料金を払う必要がある。
利用者は600ヶ所のいずれかのステーションキオスクと言うターミナルに決まったコードをインプットする事で、自転車を借りる。返す時は目的地近くのステーションにドックして使用が終わる。週間パスや1日パスも用意されているので、来年3月以降にニューヨークへ行かれる方は自転車での移動を楽しんでもらいたい。
原文:
http://citibikenyc.com/home
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