食糧残飯からバイオガスを作り市バスを運行―オスロ市
2012.3.23 Environment News Serviceから
ノルウェー、オスロ発
来年から、オスロ市内を走る市バスは、パン屑、バナナの皮、コーヒーかす、その他の食糧残飯から作られたバイオガスで走行する。
ノルウェーの首都人口50万人のオスロ市では、バイオガスプラントを建設し市バスの燃料と同時に農家向けのバイオ肥料を製造する。
このバイオガス工場は年間5万トンの食糧残飯を処理する。市内を走る135台のバスの燃料とオスロ近郊の中規模農家100戸にバイオ肥料を供給する。
現在既に65台の市バスが市の下水から作ったバイオガスで運用されており、来年からは合計200台のバスがバイオガスで運行する事になり、これは年間400万リットルのディーゼル燃料に匹敵する。
このバイオガスプラントはノルウェーのCAMBI社が受注し、熱加水分解(Thermal Hydrolysis)技術で稼働する。
|