次のサイクルはグリーンサイクルに
コンドラチェフ・サイクルについては9月29日と30日に述べたので、ここでは省略させて戴くが、次のコンドラチェフ・サイクルをグリーンサイクルのする為にはどのようにキックオフをすれば良いのだろうか。
ぼくらは気長に世界が新しいパラダイムに納得するのを待てば良いのか?どこかの国か企業が独自に資源の効率アップを始めるのを待てば良いのか?
パイオニアは少々のリスクは承知で前進するものである。フィリップスはLEDへの全面切り替えを決定した。トヨタとホンダは共にハイブリッド車への道を選び成功している。ヴェオリア環境(Veolia Environment)社は都市鉱山を開発し都市廃棄物の中から貴重金属を抽出している。日本は1974〜1980年の間にエネルギー集約型から電子や光へと産業の変換に成功した。ドイツはFIT(電力固定価格買い取り法)の導入をした事で、今や再生可能エネルギーの世界のリーダーになった。
しかし、原油の高騰、鉄スクラップ価格の高騰、気候変動等の圧力が無ければこれらのパイオニアの成功があったかどうかは分からない。
この様な条件の有無に関わらずグリーンサイクルを次のコンドラチェフサイクルにする為には国家や国際機関の働きや法規制が必要となる。
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