東京ガスのプロジェクトは太陽光利用のアクティブハウスだ
環境ビジネス 2012/03/15 より
東京ガスは、経済産業省が推進する「次世代エネルギー・社会システム実証事業」の一つである「横浜市スマートシティプロジェクト」の一環として、集合住宅版スマートハウス実証試験を4月から開始すると発表した。
本実証試験では、東京ガスの社宅として、横浜市磯子区に新たに地下1階・地上4階建ての集合住宅(24戸)を建設。この集合住宅に、家庭用燃料電池「エネファーム」、太陽熱利用ガス温水システム「SOLAMO(ソラモ)」、太陽光発電装置等の分散型エネルギーシステムを最大限に導入し、かつ住棟全体で熱・電気を融通することで、低炭素化と可能な限りのゼロ・エネルギー化を目指す。初年度は、同等の標準的な集合住宅と比較して約4割の一次エネルギー削減と約3割のCO2削減を見込む。(以下略)
以上は環境ビジネス(kankyo-business.jp)からの引用(図も)であるが、この記事を読む限り住宅そのものの断熱や構造がパッシブハウスになっているかどうかは分からないが、その設備と期待される効果の値を見る限りパッシブハウスでは無い。エネルギー消費をいかに減らすかの観点に欠けるプロジェクトでファクター5が目指すものとは異なる。なぜエネルギーの消費量を下げる事は考えずに、再生可能エネルギーへの置き換えしか考えないのか、やはりこの業界も経産省も消費の縮小には消極的だと感じる。
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