異なるテクノロジーの統合がカギ
現在世界人口70億人の52%は都市部に生活している。この割合はますます増加の一途をたどっており2050年には70%になると推測されている。
このたびラックスリサーチは世界の7つの都市を持続可能都市のモデルとして選んだ。報告書によると「未来都市が調和しているか不経済か、持続可能か不安定かを判断するのにはテクノロジーが重要なキーを握る。異なるテクノロジー分野が統合された力でのみ、人口増加が抱える難問を軽減しながら持続可能社会形成が可能である。」としている。
グリーンビズ・グループではこのビジョンをVERGE都市と呼んでいる。
シンガポール この都市は200以上の企業のITハブが集まっており、グリーンビル、グリーン交通、水資源利用、スマートグリッド・プログラムにより持続可能社会を目指している。これらの中心的役割を果たしている企業には、シーメンス、アクセンチュァ、ダイムラー、三菱、シュナイダ―、オラクル、IBM、HP、JTC、フィリップスが含まれている。
アムステルダム 数々の強力な持続可能社会への目標設定以外に、2009年にこの都市はEU最初のスマート都市となった。IBM、シスコ、フィリップスが市と共同でプロジェクトを進めている。
ストックホルム 歴史的なエコ都市の模範である。この都市のフラッグシップとも言えるプロジェクトはHammarby Sjostadである。エネルギー、水資源、廃棄物管理を集約したシステムで行っている。これにはスエ―デン政府、IBM、エリクソン、エシェレオン、ランディアンドギル、アキュメトリクスが参加している。
この他、米国コロラド州のスマートグリッドシティ、マスダール(当ブログ12月23日)、インチョン自由経済区、ポルトガルのプラントTバレーが選ばれた。(GreenBiz.comより)
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