世界が注目日本の新幹線技術
持続可能性社会における中距離交通機関として超高速鉄道が注目されているが、ファクター5では日本の新幹線技術を最大に評価して紹介している。
超高速鉄道の手本とすべきは長年の実績を誇る日本の新幹線技術である。2011年から営業を始めた東北新幹線の「はやて」は次世代新幹線とも呼べる技術革新が行われている。E5シリーズでは東京―新青森間713.7kmを最高速度300km/hで、3時間10分で営業している。この路線の設計最高速度は360km/hであるので将来360km/hの営業運転となれば2時間40分となる。投入されている車両は、新しい車両傾き制御とサスペンションシステムにより安全性と乗り心地が改善されている。車両は15mのスレンダーな設計で空気力学的な抵抗が最小となっている。車体はアルミ軽金属を用いた構造で軽量化が図られエネルギー効率アップされた。トンネル突入時に発生する超音波騒音やパンタグラフの摺動音は先頭車両とパンダグラフをバイオミミクリ―(ブログ10月1日参照)を使った設計で最小化して周辺住民への配慮がなされている。新車両には最新の航空機のビジネスクラス並みの座席を1車両16席配置したスーパーグリーン車も投入されている。
米国のオバマ政権は2008年4月16日に高速鉄道網建設計画を発表した。200km〜1000kmの間隔を持つ大都市間を接続する高速鉄道網の計画である。8000億円を投資して始められ、5年間にわたり毎年1000億円が投資される。
「この高速鉄道網は人々を海外からのエネルギー源に頼る自動車交通から鉄道利用へ乗り換えさせるものであると同時に、地球にも優しくする事に導くものである」と副大統領ジョー・バイデンは語っている。
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