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04 Jun 2012 06:32:06 am |
新蓄熱技術 |
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小型軽量応用性の高い蓄熱法
Fraunhofer-Gesellschaft Research News Jun 01, 2012
再生可能エネルギーとして注目されている、都市排水、食品廃棄物、畜産農家等から得られるバイオガスプラントで発電が行われるが、同時に発生する多量の熱エネルギーの殆どは使用されること無く捨てられ大気を暖めるだけであるが、この新物質は熱を殆どロスなく小さな空間に長時間にわたり貯めることができ、必要な時に熱として取り出すことができる。エネルギーの保存方法の新たな道がひらけるかもしれない。
フラウンホーファー研究所のシュツットガルトIGB境界技術バイオテック研究所はベルリンのゼオシス社ZeoSys GmbHとの共同開発で新技術による熱保存システムを開発した。
新開発のシステムは水の約4倍の熱容量を持つ物質を使う為に同じ熱エネルギーを貯熱するのに水の1/4の体積しか必要としない。さらに、変換ロスが全くなく長時間にわたり100℃以上の温度で貯熱が可能である。ゼオライトと呼ばれる物質は通常イオン交換物質として知られているが、多孔性の為に大きな表面積を持っている。1グラムのゼオライトペレットは1000平方メートルの表面積を持っている。ゼオライトのペレットに高温の蒸気が接触すると物理化学反応が起きて熱エネルギーが瞬時にゼオライトに奪われ水蒸気は熱を奪われて水に戻る。しかし、ゼオライトそのものの温度は上がらずエネルギーは閉じ込められたままとなる。その為に長時間の保存が可能となる。
エネルギーを取り出す時には水を接触させれば瞬時に水は水蒸気となる。数千回の繰り返しにも保存効率の変化や、ゼオライトの物理的摩耗のような変化は認められていない。また、有害化学物質も出さないことが確認されている。現在750リッターの実験プラントが稼働している。研究の次の段階としては、住宅の熱源としての利用が考えられている。間欠性が弱点と言われる太陽光や風力などの再生可能エネルギーの保存方法としての今後の開発が期待される。
http://www.fraunhofer.de/en/press/research-news/2012/june/compact-and-flexible-thermal-storage.html
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カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
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