エネルギーをもっとは過去の政策
人類の数千年の歴史は、新たなエネルギー源を求め続け、それを利用する方法を探し続けてきたと言える。それが当初は人類にとって生き残る術であったが、やがて人類の発展の為に、さらに快適な暮らしの為となって来た。
エネルギーと言う考え方が生まれて来てからは、いかにエネルギーを使いやすく安価に提供できるかと言う事が要求され続けてきた。(図参照)
人類は人力と家畜の力を使い農耕を行った。熱源には森の木を燃やした。やがて風車や水力を使うことを習得した。産業革命以降は石炭、石油、天然ガスそして原子力からエネルギーを貪り続けた。
石油枯渇が叫ばれ初めて、こんどは再生可能エネルギーを追い求めている。
市場経済が唱える快適な社会の建設は常に更なるエネルギーの消費を伴うものとされている。人類が快適に生活し続ける為にはエネルギーの供給は増加し続けなければならないと言う考えが根底にありそれは変わる事は無かった。
そして産業は常にエネルギーが不足している分野を見つけ出して、更なる必要性を主張してきた。
そして、今先進国の間ではおおよそ次のようなエネルギー政策が進められている。
1. 新技術による石炭火力発電所の建設とCO2の回収と地下埋蔵計画。
2. 現存原発の運転期間の延長とできることなら古い原発を新型炉への建て替え。
3. エネルギーの新たな輸入。
4. メタンハイドレートなどの新たな化石燃料の開発。
これらは全て大きな問題を抱えている。ファクター5はまず、省エネルギーを真剣に考えるべきであると主張する。資源を5倍に使えばこれ以上のエネルギー消費はおろか現在のエネルギーよりも少ないエネルギーで快適な生活が送れる。
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