GreenBiz.com 2012-08-03 Jonathan Bardellineの記事より
ロンドン・グリーン・オリンピックが目指すもう一つのゴール
ロンドン・オリンピックのもう一つの金メダル候補は「ゴミゼロ達成」である。開会からの三日間で集まった210万人の観客のゴミ への反応はスタッフの期待通りとは行かなかったようである。
この計画は、食品と食品の包装材料から出るゴミをゼロにすると言うものである。イベント毎にまた出店企業により出されるゴミの種類が異なるが、それらを把握し管理するところからはじまる。
観客が会場に持ち込み事ができるのは100ml以下に限られており、市販のペットボトル、カン、ビンは持ち込み禁止である。これは入場の際にセキュリティーでチェックされので比較的管理がしやすい。難しいのはマラソン、トライアスロン、自転車などで観客は道端で自由に観戦できる。
オリンピックパーク内での販売品や、ケータリング会社による搬入食品のボックス、皿、カップ、カトラリーは全て有機分解性でオレンジ色のマークが付けられており、これらはグリーンのゴミ箱に入れる事になっている。
分別に慣れていない人が多いのでゴミ箱付近にはボランティアが指示をしている。それでも分別間違いが多くゴミ収集センターでは作業員による分別が行われている。
WRAP(Waste and Resource Action Programme)では採算度外視でこのプロジェクトを推進しているが、オリンピックを通して英国民がゴミを減らし、リサイクルを増やす事の重要性を理解してくれることが重要であるとしており、運営者自身もこれにより数多くの事を学んでいるとしている。
|