持続可能な地球社会への大道
昨日、本日と2日間にわたり聖教新聞紙上で、6月20日からブラジル・リオデジャネイロで開催されるリオ+20に寄せて「持続可能な地球社会への大道」と題する池田SGI会長の提言を掲載しているので、その昨日の記事のリードを紹介する。
きょう6月5日は「世界環境デー」。池田SGI会長は、ブラジルのリオデジャネイロで20日から本会合がはじまる国連持続可能な開発会議(リオ+20)に寄せて「持続可能な地球社会への大道」と題する提言を発表した。
あす6日の牧口初代会長生誕141周年の意義も込められた提言では、“できること”の追求から“なすべきこと”の追求への転換を訴えたローマクラブの創始者ペッチェイ博士の警鐘に触れながら、牧口初代会長が提唱した「他のためにし、他を益しつつ自己も益する」人道的競争の現代的意義に言及。
環境破壊や災害など、“かけがえのない尊厳”を脅かす危機を乗り越えるためには、一人一人が変革の主体者となって行動することが欠かせないとし、その足場となる「地域」の重要性を、ケニアのマータイ博士が取り組んできた植樹運動を通して浮き彫りにしている。
その上で、リオ+20で合意を目指すべき課題を三つの角度から提示。
第一に、ミレニアム開発目標に続く新たな共通目標の制定を通し、人道的競争の積極的な推進を呼びかけている。
第二に、国連の環境部門と開発部門の統合で「持続可能な地球機構」(仮称)を設立し、市民社会の声を意思決定に反映させる制度の導入を提唱。
第三に「持続可能な開発の為の教育の10年」を発展的に継承した枠組みを2015年から開始することを提案。教育の力で人間の可能性を開花させ、希望の未来を民衆の手で作り上げる事を訴えている。
なお、このブログのもとになっているファクター5の著者、フォン・ヴァイツゼッカー教授は国連環境計画の共同議長としてリオ+20に参加する。また、同提言の中でフォン・ヴァイツゼッカー教授の発言に同意として取り上げられている。
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