地球温暖化に無縁とは言えない巨大災害
ドイツのSüddeutsche Zeitung(南ドイツ新聞)は1月4日付けの経済面で2011年に起きた世界の巨大災害をまとめているのをドイツの友人が送ってくれた。
2011年の巨大災害の規模はこれまでには無い規模であった。1000年に一度と言われる日本の東北大地震・津波があったからである。
ドイツにある世界最大の再保険会社Munich Reは2011年の損害を3800億ドル(27兆円)と試算した。これはこれまでの最高額であった2005年のハリケーン・カテリーナによる損害の2200億ドル(16兆円)をはるかに上回った。但し、これには福島原発の損害及び補償金は全く含まれていない。
3800億ドルのうち、2/3を日本とニュージーランドの地震・津波の損害に充てられているが、その他の気候変動による自然災害も少なくない。タイの洪水の損害は400億ドル(3兆2千億円)と少なくない。
2011年の地震以外の災害も通常年よりも増えており、世界中で異常気象による被害が出ている。これが地球温暖化に起因していないと言い切れるものではない。
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