中国の風力発電産業は世界をリード2012年2月7日ブルームバーグ発
世界風力会議の発表によると、世界の風力発電は昨年6%増加し昨年設置された風力発電所の発電量の合計は41GW(ギガワット)となった。このうち中国が2/5を占めこの分野でのリーダーの地位を固めた。
中国は2011年中に18GW建設し、アメリカがこれに続き6.8GWでさらに、インドが3GW、このあとドイツ、英国、カナダ、スペインが続いた。
欧州各国政府の財政の悪化が風力発電への補助金のカットとなり、価格競争が一層厳しくなる中、欧州市場の中でも中国勢のSinovel Wind GroupとXinjinag Goldwindが健闘した。
世界風力会議のSteve Sawyer議長は世界の経済不況にも拘わらず「長期的に見てこの産業のファンダメンタルは大変明るい。」としている。
現在、世界の風力発電は238GWとなった。
昨年、アメリカに建設された6.8GWはアメリカの200万世帯分の電力に相当する。アメリカ政府は2030年までに20%を再生可能エネルギーに置き換えるとの目標を持って進んでいる。
日本の風力発電はいまだに2GWに満たない。風力発電は風まかせであてにならないとか、中には「かざぐるま等は子供のおもちゃ」等と言う学者が出る始末で、官・民・マスコミがこぞって原発を推進し、再生可能エネルギーから目をそらしてきた結果である。因みに原発の出力はだいたい1基1GWである。
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