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09 Aug 2012 09:51:54 am |
世界のCO2の現状 |
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JRC News 2012-7-18より
2011年、世界のCO2排出量は増加の一途、中国とインドが大幅増加
欧州ジョイント・リサーチ・センター委員会(JRC)の発表によると、地球温暖化の主要因であるCO2排出量は2011年度に3%増加して340億トンになった。
世界で最も多い人口(14億人)の中国の一人当たりの排出量は7.2トンとなった。米国の一人当たり排出量は、景気の後退と原油価格の高騰で2%減少したが、17.3トンとダントツの世界一位である。
欧州では景気の後退と原油価格の高騰の為に3%の消費量の減少、日本でも2%の減少となったが、欧州、米国、日本の減少分の合計は中国(9%)とインド(6%)の増加分で帳消しとなり、その他の新興国の増加分が上乗せされた。特に中国の増加は多量でその主要因は鉄鋼とセメントの生産に化石燃料が使われている為である。
2011年度のCO2排出量は上位から、中国29%、米国16%、欧州11%、インド6%、ロシア5%、日本4%である。
累積排出量は2011年現在で4200億トンとなった。地球温暖化を2℃以内に抑えようとする為には2050年に累積1兆5千億トン以内にしなければならないが、このままの推移が続くと後数十年でこれを超過する事になる。
ファクター5では、鉄鋼の省エネには鉄のリサイクルで鉄鉱石からの製鉄をやめること、セメントはジオポリマー・セメントに換える事でエネルギー消費を最大1/5に抑える事が可能であると実例を上げて提案している。
原文は次のURL:
http://edgar.jrc.ec.europa.eu/news_docs/CO2_emissions_until_2011.pdf
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カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
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