ダンテの森    
28 Feb 2012 05:59:35 am
イケアの持続可能戦略
持続可能性原材料でリサイクル可能が目標

グリーンビズ(GreenBiz.com)のイケアの持続可能性最高責任者(CSO)スティーブ・ハワード(Steve Howard)へのインタビューから。2012年2月23日

 イケアはコットンと木材の2大原材料に挑戦を始めた。社の方針IWayに基づき環境的、社会的な必要条件を満たした供給元からしか購入しない。この供給管理システムは10年以上の実績とその間に165,000以上の改善が重ねられてきたシステムである。本年の目標は企業コンプライアンスの100%遵守である。これは妥当な報酬を支払っている事、水資源を保護し、大気汚染の緩和の為に植林をしている事などである。社内には80人の環境監査要員が居り供給元を監査している。人員は何時でも必要と有れば増員出来る体制にある。

 コットンは大変に環境負荷の大きな作物である。今日イケアは24%を持続可能な供給源からの供給を受けているが2015年にはこれを100%にする。綿花栽培は労働資源、水資源、殺虫剤と肥料と言う資源集約型の作物である。我々は世界野生生物資金(World Wildlife Fund)と共に綿花栽培における水の使用量削減に努めてきた。農家が水の使用量を1/2にすると、殺虫剤の使用量は1/2になり、肥料の使用量は1/3になり、収量は増加する事が分かっている。これまでの悪循環を切る事で綿花農家が貧困から抜け出す事が可能になってきている。

 木材でも全く同じアプローチを行っている。木材の供給元が持続可能性の条件を満たしているかどうかは森林管理協議会(Forest Stewardship Council)の証明が有る事を条件にしている。2017年には1千万立方メートルの材木を証明の有る供給元から入れている。これはイケアの全量の50%に当る。

 イケアは低価格の家具を大量に販売しているものと思われているが、2015年までには全ての家具をリサイクル可能なデザインにして行く。そしてその原材料は100%持続可能性の供給元からの供給だ。けっして安価だから使い捨てと言うものではない。
カテゴリー : 他メディアより | Posted By : dantesforest |
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