子供の夏休みの課題にフードマイレージはいかが?
フードマイレージについては2012/3/6に書いたが、フードマイレージとは食べ物が運ばれてきた距離のことで、輸送の為に出されたCO2の量で測る。
食べ物ごとのフードマイレージについてはフードマイレージ・キャンペーンと言うサイトに詳しく、フードマイレージ・コンピュータなどもあって自分の食べたものがどの位、環境負荷をしているかを知ることができる。URLは次のとおり。
http://www.food-mileage.com/
日本人の年間牛肉消費量は12kgである。現在牛肉の自給率は43%、国産肉牛用の飼料の自給率はさらに低く25%である。
これをもとに比較をすると、アメリカ産牛肉のフードマイレージは12kgあたり160kgのCO2を出すことになる。そして、平均的な国産牛肉ではエサの自給率が低い為に200kgのCO2を排出していることになる。もし、国産牛を100%国産のエサで飼育すると、例えば、いわて山形村短角牛の場合14kgになり俄然環境負荷は少なくなる。
また、肉牛の飼育には大量の水も消費し、飼料の栽培にも大量の水が消費される。例えば日本人年間消費量12kgをアメリカ産牛肉で計算すると240トンもの水を消費した事になる。
夏休みに入った子供さんやお孫さん達と一緒に上記のサイトを開いてフードマイレージについて語って見てはどうだろうか。
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