高まる環境意識に応えるホテル・ビジネス
サウンダ―ス・ホテル・グループはアメリカ東海岸を主に７つのホテルを展開する、その内３軒はボストン市内で展開している伝統的な三代続く家族経営のホテルグループである。
このホテル・グループは、世界で最初にゼロエミッションのホテルを作った。既存ホテルを省エネ技術を取り入れて改築し、徹底した省エネを行ってそれでも足りない電力は、再生可能エネルギーから発電された電力を使用することで、ゼロエミッションを達成している。
気候ニュートラル・ネットワーク(The Climate Neutral Network)から認定を受けた「環境無負荷客室」に宿泊する事ができるのはこのホテルグループが運営するホテルのみである。
2000年にボストンの8階建て、208の客室、延べ床面積1万�屬離灰鵐侫�ート・イン・アンド・スイーツを買収し、改築をして省エネ技術を全館に施した。全ての窓枠と窓ガラスを断熱性能の高いものに取り換え、HVAC(冷暖房空調設備)は省エネ型に取り換えられた。人感センサーで制御されたLED光源による照明が取り入れられた。プールの水の消毒には塩素ではなくイオン消毒が採用された為に水の使用量が減少している。
このホテルグループは20年前に、持続可能性の為に環境負荷ゼロを企業目標と決め、投資家と顧客にアピールしており、日に日に増加する環境問題に意識を持った顧客のニーズに応えている。
CO2を全く出さない部屋での寝ざめはまた格別なものだろう。
|
環境負荷ゼロのホテル
