ドイツ航空が欧州で藻から航空燃料を作るプラントを計画
ルフトハンザ・ドイツ航空は先週、オーストラリアのバイオ燃料開発企業、アルジ―テックと大規模航空燃料プラント建設の協力体制を作ったと発表した。
ドイツ航空はプロジェクトの資金提供と製造される航空燃料の半数を引き取り、アルジ―テック社はプロジェクト管理と生産を担当し、ライセンス料を受け取るとしている。
この2社によると、生産設備は欧州内の未発表の場所に建設されるが、この設備は藻の発育に必要な、大量のCO2を発生するプラントに隣接しているとしている。
ルフトハンザの広報によると、この協定は長期間にわたるもので、藻から工業的に航空燃料を工業的に作り出す技術はまだ確立しておらず、まだ暫くの時間が必要であるとの事である。また、具体的な日程表、生産量、価格などまだ発表できる段階には無いとしている。
ルフトハンザは混合バイオ燃料でのフライトを計画していたが、2012年1月にこの方法は持続可能性に乏しいとして打ち切っている。
BA英国航空は大西洋路線において、4ヶ月間のCDA連続降下着陸(CDAについては2011年9月11日の当ブログ参照)の実験を行うと発表している。これにより、1着陸で0.5トンの燃料を節約し、1.6トンのCO2排出を削減することができる。2030年には総フライトマイルが倍増すると予想されている航空業界にあっては、いかなる方法でもCO2の排出量を下げたいとの努力が続いている。
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