GreenBiz.com 2012-10-08 Jake Hillerの記事より
省エネプログラムを成功させる5つの要素
アメリカのEDF Climate Corpsは全米100の企業の省エネプログラムのエネルギー消費の削減への取り組みを検証して、成功させる為に重要な要素は何であるかを探った。この調査結果は全米エネルギー効率協議会(ACEEE)がこのたび発表している。その要素は次の5つである。
1.企業トップの意識
企業のトップが省エネこそが経費削減の最大要因であると認識し、全社員に対し、常に省エネ意識の啓発を行っている。
2.資源投資
組織全体に省エネに対する実行力を付けるためには、相応の人的資源の投入と、必要機材や設備変更の投資が必要である。
3.社員
省エネ機器やシステムを導入しただけでは省エネは進まない。それを扱う社員の動機づけ、主体者意識を持つ事などを常に教育すること。
4.見える化、改善、計測と判定
啓蒙された社員を助けるツールとして、データの見える化を行い正しい現状把握ができるようにする事。絶えざる改善を続けて行くための提案システム、報償制度などの整備。データを計測する計測機器やシステムを保守点検する。判定値、警報閾値は状況に合わせて最適化する事。
5.成功談の共有
成功したケースは詳しく分析してサクセスストーリーにし上げて、全社的に共有する。企業トップや幹部社員は、機会ある毎にこのサクセスストーリーを話して褒め称え、顕彰する。報奨制度も必要。
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