GreenBiz.com 2012-10-12 James Murrayの記事より
欧米、特に英国で進むグリーン経済への移行
経済調査会社Verdantixによると、2013年のグリーンビジネスは経済全体の低迷をしり目に持続可能性、環境、エネルギー関連で成長が期待できるとしている。
抽出された250の企業の持続可能性担当役員に対する聞き取り調査で約半数がグリーンビジネス関連の支出を1〜9%増やすと回答している。約1割は10〜25%、3%が25%以上支出を増やすと回答している。残りの4割は横ばいか、緩やかな下降傾向にあるとしている。
特に英国の企業の積極姿勢が目立ち、約2/3の英国企業はグリーンビジネス関連の支出が増えると回答している。この市場は成長しており、他の産業とは対照的である。アップルのフェイスブック程の伸びは無いにしても、英国の持続可能性、環境、エネルギー関連のビジネスは2010年から2015年にかけて14%の伸びを示している。
しかし、企業の持続可能性役員は殆ど自前の予算を持たず、プロジェクトごとに財務部門から出資をしてもらって居り、企業内での独立性は乏しく、長期計画や企業全体の持続可能性計画を立てたりができない等の悩みを抱えている。また、企業トップの半数は持続可能性への投資が企業に直接貢献するとは考えておらず最重要課題とは捉えていないと回答している。
スマートグリッド、エネルギーシステムの集約化、分散発電システムに対するとうしの増加は顕著で、持続可能性デザイン、共同購入、持続可能性格付け会社への報告への興味が増加している。
世界経済では、いよいよ本格的なグリーン経済へのシフトが始まってくる気配を感じる。 しかし、野田総理は鳩山元総理が世界にコミットした2030年までに25%のCO2削減宣言を撤回した。日本の東北復興を持続可能都市作りとするような計画はどこからも聞こえてこないのはどうしてであろうか。総選挙に持続可能性都市の建設やグリーン経済への移行を掲げる政党が出て来ても良さそうなのだが、、、。
原文URL:
http://www.greenbiz.com/blog/2012/10/12/sustainability-budgets-set-rise-2013
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