GreenBiz.com 2012-11-15 Amy Westerveltの記事より
LGとサムソンはアメリカの省エネマーケットを有望視
米国のエネルギースタープログラムが2011年から実験的に最優秀の省エネ製品にゴールドラベルを導入した。
各社は競って省エネ製品を発表したが、ゴールドラベルに達する製品はテレビ、冷凍冷蔵庫、洗濯乾燥機、エアコンに限られたようである。ゴールドラベルを得るには、同種の製品の平均値より最低30%以上省エネ性能が良く無ければならない。2年目の実験期間も半ばを終わりこのプログラムは定着し、効果が表れて来ている。環境保護局(EPA, Environmental Protection Agency)によると、2012年になって、24の洗濯乾燥機、63のテレビが追加され、現在、66の洗濯乾燥機、455のテレビにゴールドラベルが付与されている。
電機メーカーにとってはゴールドラベルを得ることは目的では無く、より多くの製品を売ることにあることは言うまでも無い。先週LGは同社のゴールドラベル製品の売り上げが75%増加したと発表した。LGは8つの洗濯乾燥機と、5つのテレビしかゴールドラベルを得ていない。これ以外の製品を入れるとLGは合計60のゴールドラベル取得製品を販売している。
LGはコマーシャル、販売プロモーション、イベント等を通じて消費者に省エネ製品を使う長所を知らせるだけでなく、環境負荷についての教育的な情報を消費者に知ってもらう努力をしていると言う。LGが行った3622人の顧客に対するアンケート結果によると、購入動機の第三位にゴールドラベルが上げられていたとの事である。
全米の省エネ電気製品メーカーのトップ3はサムスン、LG、ケンモア(シアーズ傘下の電機メーカー)の3社で省エネ製品の売れ行きは好調である。
先月からタイムズスクエアの広告画面でサムスンとLGが消費者に省エネ製品の使用を訴えている。
日本の電気製品が韓国製に負けている理由は、決して価格に有るのではない。市場動向をキャッチするセンスの鋭さの差だ。
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