ロンドンに本拠地を置くエネルギー・環境問題に焦点を当てている独立系メディア、ユナイテッド・ブレイン・ネットワークが運営するインターネットTV、ユーブレインTVが当ブログの元となっている「ファクター5」の代表著者、エルンスト・フォン・ヴァイツゼッカー博士をインタビューした。
2012年11月5日〜9日まで東京で開催されていた国連環境計画(UNEP)国際資源パネル(IRP)の共同議長として来日していたフォン・ヴァイツゼッカー博士を東京都内でUブレインTVのメインキャスターである柏木展子さんがインタビューしたものである。次のURLから視聴できる。
http://www.ubraintv.com/watch.php?id=539
まず、インタビューでは「ファクター5」が資源を5倍に使う方法が現有の技術で可能であることが、幾多の例を上げて説明されていること、それを実現する政治的、経済論的方法も述べられていること、さらに資源を5倍に使う事が利益を生み新しい経済を生み出すことが書かれていることを紹介している。
次にBRICS各国は開発方法を先進国とは異なる省エネルギー省資源に変えて行かねばならないこと、現実に中国が第12次五カ年計画で多大な予算を計上して20%のCO2削減を目標にしていることは歓迎すべきことであると紹介している。
バイオエネルギーについての質問には、バイオエネルギーには長短両面が有るのでその運用方法が重要であるとし、食品残渣や農業廃棄物利用のバイオエネルギーはもちろん歓迎であるが、そのボリュームには限りが有るとコメントしている。
最後に政治家としての環境問題への取り組みを聞かれ、政治家としては楽しませてもらったとしたが、現在の政治家は金融の強大な力の前には頭が上がらないともコメントしてる。
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