キヤノン株式会社の業務用コピー複合機9モデルがCFP(カーボンフットプリント・コミュニケーション・プログラム)宣言認定を受けた。
(社)産業環境管理協会(JEMAI)は2012年4月からCFP試行事業を経済産業省から引き継ぎ、同年7月から本格運用を開始している。今回の認定はその第一号である。
CFPは製品やサービスの原料調達から、廃棄・リサイクルまで製品ライフサイクル全体に渡って排出される地球温暖化ガスの量をCO2に換算して表示する事を目的にしており、2013年にはISO14067として国際標準化される。
キヤノン(株)は環境ビジョン「Action for Green」の実現に向けてCFPに取り組んでおり、製品ライフサイクルの各段階における環境負荷の把握と削減を推進すると共に、ユーザーに対し印刷設定の変更などを通じて、より環境負荷の少ない使用方法の提案も行っている。
例えば同社のカラ―複合機CR-DG01-12004の場合、カーボンフットプリントは3500kgであるがその内訳は、●原材料調達段階 900kg、●生産段階 100kg、●流通段階 43kg、●使用・維持管理段階(想定印刷枚数180.5万枚として) 2300kg、●廃棄・リサイクル段階 130kgとなっている。
今後、各社がCFP値を表示して行くことになるが、ユーザーとしては自分が使っている製品がどのくらい環境負荷を与えているのかを知る事で、購入時の機器の選択や、使用時の注意を払う事が持続可能性社会でのマナーとなって行く。
キヤノン(株)のURL
http://web.canon.jp/pressrelease/2012/p2012dec04j.html
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