世界の三大持続可能エネルギ―ネットワークが協調体制に
2012年12月3日ドーハ発
これまで、電力事業者の持続可能エネルギー対策はWEC、WBCSD、GSEPの三つの組織によって行われてきたが、この度協力体制を作りグローバル・エレクトロシティー・イニシアティブ(Global Electricity Initiative, GEI)を発足させた。
GEIは、近年の気候変動を緩和する事を目標に、少しでも早い対応手段の模索の為に、まずデータ収集と現状分析を行い、対策を検討する。従来三つあった組織を一つにする事で、初めて世界規模の電力供給事業者の連合体が一丸となって気候変動に取り組むグローバル・プラットフォームができた。
70億人の人々に安全確実にクリーンな電力を可能な限り安価に供給する事を世界レベルで実現する為には、政治、経済、消費者の協力が必要な事は言うまでも無いが、実際の業務を行い、ノウハウと投資力を持っている電力事業者がその実行の主体である。
持続可能社会の実現へのスピードアップとスケールアップにはこのような世界規模の協力体制が必要であった。この業界が持続可能社会にとって重要な意味を持ち、指導的役割を果たす事が求められており、社会に対して的確に持続可能性に関する報告を行い、正しい進路の設定を可能にしなければならない。
国連の潘基文事務総長からの要求は、発送電効率の倍増と世界規模での電力の補てんと共有の自由度の倍増が求められている。
GEIはこれまでに、世界25の電力事業者からデータの提供を受けたが、これは世界電力供給量の10%をカバーしている。GEIは世界の3300の電力事業者をメンバーに持ち、世界の電力供給の50%をカバーしている。
GEIのYouTube(英語)
http://www.youtube.com/watch?v=lJkaUlTPSBA
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