ダンテの森    
17 Dec 2012 06:32:47 am
掃除ロボットは省エネ
掃除機は真空掃除機と言う常識はどうやら間違いである

 昨日は、これまで常識と思っていたことが最も資源効率の悪い方法であったと言う例としてエアコンをとりあげたが、今日は掃除機を取り上げる。我が家では数年前からアメリカiRobot社の掃除ロボットRoombaを使っている。この掃除ロボットには、小さな駆動モーターと、センサーがたくさんついている。この掃除機の掃除をする方法は、従来の真空掃除機と根本的に違う。ブラシでごみや埃を取り込み、ブラシに着いたゴミは回転するゴムへらでブラシから取り去り、小さなシロッコファン型の吸い込みポンプでゴミ収納容器にためてゆく仕掛けになっている。

 掃除ロボットは障害物を避けながら、部屋の隅々まで掃除をする。20平米程度の我が家のリビングルームは20分程できれいになる。我が家の同居人である12歳のオス猫がまき散らした毛も絨毯からきれいに取り去ってくれる。購入した時は疑心暗鬼であったが、その威力には驚かされた。20分で容器は一杯になる。このコンテナーの中身をゴミ箱に捨てるだけで、次の部屋の掃除をさせて置けば良い。一応真空掃除機も念のために置いてあるが掃除ロボットが来てから真空掃除機の出番は無い。

 驚くのは掃除ロボットが使う電力である。電気が無くなると時分で充電ステーションに行って充電するが、このバッテリー充電器のワット数は45Wである。だいたい20分動かすと、15Wh程度の電力しか使用していない。真空掃除機は最近はやりのトルネード型では800W程度であるので、同じ20分使った場合、260Whとなり、17倍の電力が必要となる。

 空気を吸い込む時にゴミを一緒に吸い込むと言う方法は、常識のようになっているが、回転ブラシを遣う方法に較べて、エネルギー効率の面から言うと大変悪いものであると言える。センサー技術や小型モーター制御技術の発達により、大量生産が可能となり、価格の低減が可能となった為に一般にも購入が可能なね掃除ロボットが市場に出てきた。省エネの面から言えば間違いなく真空掃除機を上まわる性能である。

カテゴリー : ブログ管理人 | Posted By : dantesforest |
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