20年前に日本で始まった省エネ運動はドイツに引き継がれていた
あっという間の10年振りのドイツ旅行であった。今日は、フランクフルトにあるBDIグループ(バイオディーゼル・プラント・メーカー)のUICと言う会社を訪問して、今回の日程は全て終えた。明日の午前の便で羽田に向かう。
ドイツに入った12月12日にはマイナス16度まで下がった気温は、だんだんと暖かくなり今日は10度で生暖く感じるくらいである。
これまで、出張でドイツに来た時にはいつも空港からレンタカーを借りて行き先を回ったが、今回は車なしのドイツ旅行であったが、荷物を持ちあげなければならない階段がある駅がいくつかあり、腕がだるくなるところもあったが、電車だけで、結構どこにでも行けることがわかった。持続可能世界は筋肉を使う健康生活である。
こちらに来ての一番の収穫は、一般の人たちが積極的に低エネルギーで生活することに向かっていることが分かったことである。例えば水や牛乳もペットボトルやテトラパックではなく、ガラス瓶が戻ってきている。ガラスは色さえ分別して回収すれば何回でも溶かして利用が可能である。家庭の主婦が普通にガラスの方が環境負荷が小さいのよ、と言っていたのが印象的であった。
新築住宅は例外なく外断熱の低エネルギー住宅である。これは法律の力もあり、すでに定着しているようである。
写真はエアランゲンの新築現場の写真であるが、地下の部分の外断熱用の断熱材(難燃性発砲ポリウレタン、青い色の部分)である。
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