使い捨て文化からの脱却をはかるスターバックスの取り組み
GreenBiz.com 2013-01-04 Jossica Shanklemanの記事から
スターバックスは使い捨て紙カップの使用量を減らす為に全米の店舗でマグカップを1ドル(86円)で販売し、そのマグカップで飲み物を注文すると大幅な割引となるサービスを行っている。
同社の最新の持続可能性報告書によれば、2011年に世界で40億個の使い捨ての紙カップが消費されその大半はリサイクルされていない。同社は2008年に2015年までに使い捨て紙カップから再使用可能なマグカップへの移行を目標に打ち出している。2011年には1.9%が再使用可能なマグカップで販売された。これは750トンの使い捨て紙カップに相当するとしており、目標達成には程遠い感がある。
以上はGreenBiz.comの記事であったが、昨年暮れに訪れたドイツでは、市民の環境意識の高かさを身近に感じることができたが、一般商店や企業もそれに応えるべく努力していた。
年末のドイツと言えばクリスマスマーケットが有名であるが、そこでの定番は熱いグリューワインで寒さに対抗することであるが、以前は使い捨てコップだったものが、今はどの町に行っても陶器のマグカップになっていた事である。
紙の皿もプラスティックのフォークなども全て、陶器や金属の洗って再使用するものに変わっていた。それらの食器は全て5ユーロ(500円)と言う高額のファンドで貸し出される。使い終えた食器はお店に返却する事で5ユーロは戻ってくる仕組みで、これが徹底していた。
ぼくが覗いたスーパーの棚のビール、牛乳、水、ソーダ類、ジュースなど全てが再使用可能なガラス瓶になっており、アルミ缶、ペットボトル、紙パックは見当たらなかった。
ちなみに、ドイツのリサイクルの分別はガラスは透明、茶色、緑色と分けて行う事が1986年の廃棄物処分法の制定により義務付けられている。
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