やはり、グリーン経済への移行には力が入っていた
2013-02-13 Gurdian.co.ukより
今日はバラク・オバマの一般教書演説をライブで見た。就任演説でも言及していたように今回も環境問題に取り組む姿勢を示していた。
恐らく、日本のマスメディアはオバマ大統領が環境の事を取り上げた事を触れることは無いと思われるので、環境関連の部分のみ小ブログで取り上げておく。
演説の全文(英語)はガーディアン電子版で読める。URLは次の通り。
http://www.guardian.co.uk/world/2013/feb/13/state-of-the-union-full-text
― 略 ―
何年もの議論の末にやっと我々は将来のエネルギー問題を制御することができる段階にやってきました。我々は今、15年前に較べて倍の石油を家庭で作りだしています。(訳者注:家庭のエネルギー消費が半分になったと言う意味だと思う) 車の燃費も倍以上になっています。そして風力や太陽電池による再生可能エネルギーからの電力は倍にしました。それらは何万と言うアメリカ製品と労働力から生まれたのです。
アメリカは、今までになかった程の天然ガスを生産するようになり、その為皆さんのエネルギーの請求書は低くなっています。そして、過去4年間にCO2排出量は低減されているのです。
しかし、私たちの子供たちの将来の為に、私たちは気候変動に戦いを挑まなければなりません。現実に過去15年間に12回の史上最高の暑さの夏が来たのです。熱波、旱魃、野火や洪水これらの頻度も狂暴さも増してきています。昨年暮れの巨大嵐「サンディー」を含めこれらを偶然の一致と片づけることもできます。あるいは、科学者達を信じて遅くならないうちに行動を起こすこともできるのです。
良いニュースは、これを経済成長と結びつけることが可能であると言うことです。
私は、ジョン・マケインとジョー・リーバーマンが共同で研究の上超党派で提案をしてくれた法案を審議することを進めます。もし、議会が将来を守る行動に移ることを決定しないのであれば、私は政府に指示して持続可能なエネルギーへの転換を加速させます。
4年前に他の国々はクリーンエネルギー市場を独占し新たな職場を作り出しています。昨年アメリカの風力発電は新しい電力の半分を発電しました。太陽光パネルの価格は年々安くなっています。もっと発電すれば価格はもっと下がるのです。中国はクリーンエネルギーを進めて行くと言っています。私たちもやろうではありませんか。
― 中略 ―
アメリカのエネルギー産業は老朽化した分野の一つで、修繕を必要としています。ノースキャロライナに数百の新しい雇用を創出したシーメンス・アメリカのCEOは、インフラを改善することを進める事で更に雇用の創出ができると語っていました。
(ここにいる)あなた達、全てがこのような新しい職場の創出を地元で行って下さい。
― 以下略 ―
ここでシーメンスが出て来て耳を疑ったが、テキストを見て本当にあったので、個人的な理由で驚いた。近日中に安倍首相がオバマ大統領に会いに行くらしいが、まず環境は話題にはしないだろう。日本では相変わらず「環境」は話題にもならない。
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