57ワードしか無かった北朝鮮批判が見出しの読・朝・産経
昨日、アメリカのオバマ大統領の一般教書演説を日本のマスメディアがどのように報道しているかに興味を持ち、とりあえず手軽に調べることができるインターネット版での扱いを調べて見た。各紙電子版の見出しは次の通りである。
読売:北に断固たる行動取る…米大統領一般教書演説
朝日:オバマ大統領、北朝鮮を強く非難
毎日:理想より現実路線 オバマ氏2期目、内政重視鮮明に
日経:中間層底上げ最優先 一般教書演説
雇用創出で消費拡大、財政問題は解決策見えず
産経:「北へ断固した行動」オバマ大統領が警告「孤立を深めるだけ」
また、環境・エネルギー問題や教育政策、景気刺激策を兼ねた公共投資
によるインフラ整備の重要性にも踏み込んだ。
Newsweek日本版:全ての発言内容の要約
一般教書演説2013年は全6450ワード(英文)であったが、その内830ワードが気候変動・エネルギー問題に割かれていた。財政、メディケア、税制に続く4つ目の項目として取り上げられており、オバマ第二期政権の最重要課題と言っても過言では無いと思われるが、日本のマスメディアにはそうは映っていないようだ。特に朝日、読売、産経の見出しだけ見ると一般教書演説で北朝鮮非難に力が入っていたように見えてしまうが、危険兵器の拡散に対応しなければならないと言うくだりで、北朝鮮には断固とした姿勢で臨むと、57ワード触れられているだけである。
皆さんに知って貰いたいのは日本のマスメディアの報道だけを信じては絶対にならないと言う事です。今はインターネットと言うツールが有るので、どんな情報も手に入れる事ができます。しかし、それらはこちらから取りに行って初めて手に入るものです。TV、ラジオ、新聞などのメディアには既にフィルターがかかった情報しか出されていないと言う事を知るべきです。そして、特に日本のマスメディアは政府や経済団体のPR機関でしか無く、ジャーナリストとしての働きはしていない事を知った上で情報を読んで戴きたい。
小ブログ「ダンテの森」はこと地球温暖化に関しては常にジャーナリスティックな視点を忘れずに皆さんにお伝えして行きたいと努力を重ねて行く。
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