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16 Feb 2013 04:38:09 pm |
オゾン層と異常気象 |
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南極オゾン層とジェット気流南下の関係――米ペンシルベニア大学の研究
Futurity.org 2013-02-04 Penn Uniの発表
毎年、史上初と言われる記録的異常気象が頻発しているが、これらはジェットストリーム(偏西風)が南に蛇行する為に発生していると考えられているが、何故ジェットストリームが南に蛇行するのかの原因は分かっていない。
米ペンシルベニア大学、気象学部のSukyoung Lee教授達のグループがその研究をし、興味深い結果を発表している。
Lee教授によると、これまでジェットストリームと南極のオゾンホールの関係を調査したものは無く彼女達はそこに注目したとする。
地球上の気流の流れを4つのパターンに分け、それぞれのパターンがCO2の変化とオゾンホールの変化からどのような影響を受けるかを調べた。
この研究の特徴は、従来気象の研究では長期間モデルを使う場合が多いが、気流の変化は週単位で変化する為に、日単位のデータを解析したところにある。その結果、ジェットストリームの南側への蛇行は南極のオゾンホールの活動に影響を受けるとの関連性が認められたと言う。
図は、1979, 1987, 2006, 2011年のそれぞれ9月16日のオゾンホールの状態である。この図を見て、オゾン層を破壊すると言われるフロンの放出は1980年代に確か止めたはずではなかったのかと言う疑問が湧く。
産業界は、現在冷蔵庫やクーラーに使われている代替フロンと言われる物質は従来のフロンとは違って滞留時間が短くオゾン層に影響が少なく、それらも使用後は大気に放出する事は無く100%回収すると言っていたはずである。
もう一度フロン等オゾン層を破壊する物質とその回収実態について詳しい調査をするべきであると思う。
この研究発表の原文(英文)URL:
http://www.futurity.org/earth-environment/ozone-loss-is-biggest-factor-in-jet-stream-shift/
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カテゴリー : ブログ管理人 |
Posted By : dantesforest |
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