東電福島原発、セシウム17兆ベクレル海洋流出か?
2013年3月24日 FinanceGreenwatchより、
東京電力福島第1原発の港湾内で海水の放射性セシウムの濃度が下がりにくい状態が続いていることに関し、汚染水の海への流出が止まったとされる2011年6月からの約1年4カ月間に、計約17兆ベクレルの放射性セシウムを含む汚染水が海に流れ込んだ恐れがあるとの試算を、東京海洋大の神田穣太教授がまとめた。
東電は、11年4月に1週間で意図的に海に放出した汚染水に含まれる放射性物質の総量を、約1500億ベクレルと推計しているが、その100倍以上に当たる。
神田教授は「原子力発電所の港湾内の海水の放射能のデーターから言えることは、港湾から海水から向かって間違いなく放射性物質の放出は続いているということだと思う」と指摘している。第一原発港湾内の海水は、潮の満ち引きなどで1日におよそ半分が入れ替わり、放射性物質の濃度は下がるはずだが、ほとんど下がっていないという。
東京海洋大学海洋環境学部・神田穣太教授インタビュー「漏れているという可能性は決して否定できないので、他のルートがあるならばそれも含めていろいろな可能性を徹底的に調査すべきだと思う」と述べている。これに対して東京電力は「港湾内の放射性セシウムの濃度が下がらない原因は分からないので、検証を続けたい」とコメントしている。
これを読むと、なんだか全くの垂れ流し状態がそのまま続いているようにしか考えられない。北海道まで来た親潮が三陸に沿って南下して福島沖を流れ、銚子沖で黒潮にぶつかり東方に流れる海流があるが、それに放射性物質が乗って太平洋に散乱する可能性は無いのだろうか。それが何十年後かに分かっても、今いる関係者はもう関係者では無くなっているので問題なしと言うところだろう。
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