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02 Apr 2013 12:14:57 pm |
樹木が死んだらCO2は? |
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計算外だった死んだ樹木が戻すCO2の量
Futurity 2013-03-26の記事より
森林が光合成を行うためにCO2を大量に取り込んでくれる事は知られている。世界の森林は年間実に1200億トンのCO2を光合成により取り込み、夜にはその半分を大気に放出している。しかし樹木が死ぬと取り込まれたCO2はどうなるのか、これまでは燃やされるまでは木材として固定されており、大気中には放出されないものと考えられていた。
北米大陸の西側のメキシコからアラスカにかけての森林で10億本の松が立ち枯れしている。これまでは、この大量の立ち枯れは特にCO2排出量計算には参入されていなかった。
米国アリゾナ大学自然資源校助教のデビッド・ムーア(David Moore)の研究によると、森林で死んだ樹木は土壌中の微生物の働きにより、5〜6年の内にコンポスト化されるが、その際に樹木に固定されていたCO2は大気中に放出されるとしており、大量の松の死は相当量のCO2を大気に放出している事になるとしている。
松の大量死の原因は、松くい虫であるが、松と松くい虫は長い間共存して来た。松くい虫は冬の間に死ぬ為にその数が増える事は無かった。ところが地球温暖化の影響で冬が暖かくなり、越冬する松くい虫が増え、急増したのが原因である。地球温暖化の影響で森林が死に、その為にさらにCO2が増える。まさに負のスパイラルである。
原文(英文)URL:
http://www.futurity.org/earth-environment/after-die-off-forests-hold-tight-to-carbon/#more-368732
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カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
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