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12 Apr 2013 10:01:30 am |
米予算は地球環境重視 |
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米予算教書、クリーンエネルギー関連予算を40%増額
ホワイトハウス発、2013年04月11日
オバマ大統領は4月10日連邦議会に対し、2014年度予算教書を提出した。総額3兆7700億ドル(377兆円)の同教書では、世界から仕事を頼まれるような、頼られる強い国に戻して、アメリカ中間層の活力を戻す為の指針が書かれている。その中心となっているのが、エネルギー転換と教育である。
クリーンエネルギーと省エネが、エネルギー政策の基本で、シェールガスについては触れられておらず、前期には共和党に反対されて通らなかった化石燃料に対する補助金40億ドル(4千億円)カットを行い、それを原資に「エネルギー安全保障基金」を設立し、クリーンエネルギー、自動車とトラックの脱石油化、輸入化石燃料に頼らないエネルギー政策の為に新たな技術革新の為の研究開発に使うとしている。
クリーンエネルギー関連予算は40%増額である。エネルギー省予算は8%増の284億ドル(2兆8千億円)となる。太陽光、風力関連は29%、バイオマス関連は24%の増額となっている。オバマ大統領の教書演説の中のエネルギー関連部分の概略は次の通り。
「どんな投資もアメリカのエネルギーに投資することに勝るものは無い。予算はこれまで通り、クリーンエネルギーの開発が全てに先行する。自動車の燃費の向上、家庭で、会社で、エネルギー消費に責任を持ち、気候変動に対する戦いを始めなければならない。 私の成功した教育トップをめざす競争をモデルにして、新たにエネルギー効率のトップをめざす競争を州単位で開始する。エネルギーの無駄をなくす最も効果的な政策を実行した州は顕彰される。これまで石油やガスに支払われていた補助金をカットしたお金でエネルギー保障基金を作り、この基金から自動車やトラックを石油に依存しないものにして、海外からの石油に頼らなくする。」
日本のマスメディアは全く興味の外であるが、米国のメディアは富裕層の増税や、たばこ税の増税に批判的で、クリーンエネルギー戦略については無視している。オバマ大統領の戦いはまだ始まったばかりである。
教書の全文がpdfでダウンロードできるURL:
http://www.whitehouse.gov/sites/default/files/omb/budget/fy2014/assets/message.pdf
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カテゴリー : ブログ管理人 |
Posted By : dantesforest |
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