環境関連法から数値目標を置骨抜きにする安倍内閣
安倍内閣は次々と環境関連の国際的な約束を反故にしたり、法律を変えて数値目標を無くしたりしている。原発再稼働に対しても同じ姿勢である。今度は「フロン回収破壊改正法案」を閣議決定した。この政権は数値目標を全て大好きな「ゼロベース」として、全て行政権に委ねようとしている。その一方で、憲法や自衛隊法は改定しようとしている。
今の日本のマスメディアにはジャーナリストは居ないので、それを報道する事は無い。
地球温暖化防止のために市民の立場から「提案×発信×行動」するNGO/NPO「気候ネットワーク」は、「フロン回収破壊法改正案」の閣議決定にあたって〜肝まで省令に委ねた法改正案。フロン削減の方向性の明示を〜と言う提言をしているので、一部掲載する。全文は下のURLから「気候ネットワーク」に行って読んでいただきたい。
以下、気候ネットワークの記事より、
「フロン回収破壊法改正案」の閣議決定にあたって
〜肝まで省令に委ねた法改正案。フロン削減の方向性の明示を〜
2013年4月19日
本日4月19日、「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保に関する法律(フロン回収破壊法)」の一部改正案が閣議決定されました。
<中略>
かつて経済産業省は、長期的な展望や視野を持たず、HCFCやHFCが過渡的物質であることがわかっていながら、オゾン層保護対策としてCFCからHCFC、HFCへと転換を推奨してきたために、気候変動対策や環境負荷を先送りしたばかりか、現場に対して二重投資を強いてきました。こうした苦い経験を活かさず、再び誤った方向に誘導するような法体系にはすべきではなく、国会にてしっかり長期的視野をもって具体策を法律の中に明示すべきです。
気候ネットワークでは、去る4月4日に「「フロン回収破壊法」の改正に関する提案」を発表しています。ここでの提案もふまえ、今国会での議論を深め、フロン削減に向けた方向性をしっかり明示するとともに、より効果的かつ実効のある法改正を求めます。
以上
原文URL:http://www.kikonet.org/iken/kokunai/2013-04-19.html
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