米韓の大統領が環境保護で協力を表明
Washington D.C. 2013-05-07 Environment News Service発
2013年5月7日、2月に就任した韓国のパク大統領は、初の米国訪問でオバマ大統領と会見したが、その中で両国は気候変動に対する戦いで協力して行くとの声明を発表した。会談の後、パク大統領は「心と心の対話ができた」と評価した。
両国政府は国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)の下で2020年の緩和約束目標の実施に向けて取り組んでいる。この行動は気候変動の課題に対処するだけではなく、これにより新たな雇用と将来の成長エンジンを作り出し、より創造的な新たな経済を生みだすことに貢献するとしている。
共同声明では、韓国はグリーン気候基金(GFC)のホスト引き受けはじめ、GCFへの数々の貢献を通じて、気候変動に対処する為に世界にあって指導的役割を想定した野心を示していると述べられている。
仁川(インチョン)市は次回、2013年10月のGCF総会のホストとなることが決まっている。GCFは気候変動に対処する為に設立され、現在準備段階にある。GCFは公共・民間を問わず出資を募り、2020年までに年間1000億ドル(約10兆円)を開発途上国に援助する目的を持っている。GCFは開発途上国が、地球温暖化ガスの排出を可能な限り抑える、環境負荷の少ない開発が行えるようなパラダイムの構築の為に出資する。
さらに、両国は海運分野での環境負荷の削減の為に協力をする事も決めた。
米国と韓国、米国と中国でグリーン経済へのシフトを目標にした協力関係が構築されているが、安倍さんがオバマ大統領と環境の事を話したと言うことは全く報道されていない。実は話されたが報道されていないだけなのか、環境問題は話題にはならなかったのか、どちらであろうか?
安倍首相は、原発販売しか頭に無かったようなので、オバマ大統領は話しかける事をしなかったのかも知れない。安倍首相とは共同声明はおろか、共同記者会見すら無かった。オバマ大統領が目指す方向性は理解ができないし、世界が進んでいるグリーン経済への移行には目をつむってひたすら、開発途上国に原発や石炭火力を売りつける20世紀型経済しか理解ができない安倍首相は世界の孤児になる。
原文(英文)URL:
http://ens-newswire.com/2013/05/07/u-s-south-korean-leaders-affirm-climate-change-cooperation/
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