ニューヨーク市は食品残渣の回収・堆肥化プログラムを本格開始
NY Green Fashion 2013-05-07から、
先行しているブルックリンとマンハッタンの公立校では、既に38%のゴミ削減効果を上げていますが、今月からスタテン島の一部地域の住宅で食品残渣の回収をスタート。
秋からはその他地域に拡張し、今後2年間で市内の全公立校で行う予定だそう。
レストラン業界も、この動きに賛同。
食品残渣の50%削減を約束する「フードウエイスト・チャレンジ(食品残渣への挑戦)」に、100以上の有名レストランが参画。
参加を表明しているのは、バボやデルポストなど、有名シェフ、マリオ・バタリが手掛けるレストラン、ユニオンスクエアカフェやシェイクシャックなど、凄腕レストラン経営者ダニーマイヤー率いるユニオンスクエア・ホスピタリティグループ傘下のレストラン、アジアンなら右に出る者はないモモフクグループのレストラン、メキシカンファストフードのチポレなど、そうそうたる顔ぶれ。
プログラムに参加するレストランは、現在廃棄している食品残渣量を計り、その後どれだけ削減したかを定期的に測量。
市は、測量方法や従業員向けのトレーニング、堆肥化の方法など、レストラン向けの食品残渣削減ツールキットを開発する予定だそう。
食べ物は、土から作られ、肥料として土に還る、貴重な資源。ゴミとして輸送したり、埋め立てたり、燃やしたりする必要はないのです。
そもそも、レストランや食料品店はともかく、家庭では、必要な分だけ購入すれば、食品残渣を限りなく減らせるはず。
安いからと大量に買い置きしたり、作り過ぎて腐らせてしまうことのないよう、日々の心掛けが大切です。
そして、住んでいる地域の自治体が、ゴミ回収後にどう処理しているかを知り、実際にリサイクルされていない種類のプラスチックはなるべく使わないよう努めるのも重要なこと。
国や自治体や企業の責任を問うことも必要ですが、循環型社会実現の一翼を担うため、まずは自分の生活を見直してみませんか。
原文URL: http://www.nygreenfashion.com/html/news/20130508.html
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