テスラSモデルが米コンシューマレポートのテストで過去最高点を取得
Phys.org 2013-05-09 Tom Krisherの記事より、
アメリカの電気自動車(EV)専門メーカー、テスラ社のS型モデルが、コンシューマレポートのテストの結果、以前レクサスLSが取った98点を上回る99点を取った。
Sモデルの価格は62,400ドル(624万円)からスタートするが、今回テストに使われたのは85kWhリチウムイオン電池型で89,600ドル(896万円)である。ハンドリングや内装は非常に高級感が有り、ポルシェクラスだとの評価である。また、静粛性ではこれまでテストされた車で最も静かであった。加速は0〜100km/hが5.6秒と早い。
Sモデルの航続距離は寒い冬の日(ヒーター使用)で290kmである。快適な気温(ヒーター非使用)では、他のEVが120〜140kmであるがテスラSモデルは362kmの航続距離である。
テスラ社によると、時速88km/hでの走行であれば480kmの走行が可能であるとしている。
フルチャージの電気料金は、米国の平均的電力料金である1kWhあたり11セント(11円)の場合9ドル(900円)である。
ガソリン換算の燃費はリッターあたり36kmである。
しかし、コンシューマレポートはこの車を「購入を推奨する」のリストには入れていない。その主な理由は、この車の販売が昨年で、まだ1年以上経過した車が無い為に、信頼性の評価ができないと言うものである。その他、短所として、●航続距離が短い●充電時間が長い●4シーターであるが後部座席の視界が悪い●サービスステーションが少ない(メーカーは増強中である)●中古車価格が不明、が挙げられている。
原文(英文)URL: http://phys.org/news/2013-05-tesla-consumer-score.html
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