ニューヨークの交通革命、バイクシェアリング“CitiBike” がスタート
小ブログ2012年8月24日に紹介したニューヨークの自転車シェアリングは、システムトラブルや、ハリケーン「サンディー」の被害で1年以上遅れたが、2013年6月2日に本格スタートした。
大都市のサイクルシェアは、パリのものは有名であるが、欧州、中国を中心に増加しており、ニューヨークは後発である。日本には横浜などに小規模なものがあるが、何しろ日本は自転車専用レーンの整備が全くされていないので、歩道を走ることになり、自転車と歩行者の事故が増えおり、まだまだ遅れている。
現在、ステーションはマンハッタンとブルックリンに300有り、自転車は6000台の規模で運用しているが、計画ではステーション600、自転車12,000台になる予定である。
利用料金は1年95ドル、1週間25ドル、1日9.95ドルで、支払いはクレジットかデビッドカードのみである。使用方法は年会員と週・日会員で異なる。
年会員は、あらかじめ郵送されてきているカードと使って、自転車をアンロックして使い、目的地近くのステーションにロックインして返却する。アンロックからロックインまでの時間が45分以内であれば何回使っても無料である。超過料金は、75分まで2.5ドル、105分まで9ドル、それ以降は30分毎に9ドルがチャージされる。
週・日会員は、ステーションのそばのキオスクターミナルに最初に101ドルのデポジットを払って使用が始められる。発行されるワンタイムキ―番号を入力することで自転車をアンロックできる。一回30分で超過料金は60分まで4ドル、90分まで13ドル、それ以降は30分毎に12ドルチャージされる。最初に払ったデポジットから契約終了時に清算される。
目的地近くのステーションが満杯の場合は、スマホで直近のステーションの空きを調べる事ができる。ほぼ2ブロック毎に1ステーションが有るので、遠くまで返却に行くようなことな無い。途中雨になったら近くのステーションにロックインして別の交通機関に乗り換えれば良い。
ニューヨーク市は2002年から自転車専用レーンを整備してきており、その総延長は450kmになっている。従来から有る公園内や郊外へつながるサイクリング道路は1000km有りサイクリストには羨ましい限りである。
こんど、ニューヨークに行ったらバイクライドを楽しんでもらいたい。ヘルメットの着用が推奨されている。
詳細はURL(英文)で:http://citibikenyc.com/
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