米国のメキシコレストランチェーンが原料の遺伝子組み換え度を公表
NY Green Fashionから、
いつも食べている店の食品が遺伝子組み換えだとわかったら、食べるのをやめますか、それとも、公表した勇気を称えて支持しますか。
こんな大それた賭けを試みたのは、ファストフードでありながら、オーガニックやローカル産原料を積極的に取り入れているメキシカン・スロー・ファストフードのチポレ。
ウエブサイト上のみではありますが、ファストフード業界で初めて、遺伝子組み換え原料の公表に踏み切りました。
同社サイトによると、使用している原料のうち、遺伝子組み換え原料が使われているのは、以下。
バルバッコア(細切り牛肉)、ステーキ(角切り牛肉)、鶏肉、ハニービネグレットソース、ファフィータ用野菜、玄米、白米、トルティーヤ
逆に、遺伝子組み換えでないものは、以下。
カニタス(細切り豚肉)、チーズ、黒豆、白豆、ガカモレ、レタス、サルサ、サワークリーム
同社メニューの中で、トルティーヤも米も使わない商品はありませんから、要するに、すべてのメニューに遺伝子組み換え原料が含まれているということ。
ナチュラル派として知られる同社がこれだけ遺伝子組み換え原料を使用していることに、驚いた人が多い様子。<中略>
日本も輸入大豆の60%以上、トウモロコシの70%以上がアメリカ産ですから、状況は大して変わらないでしょう(農林水産省大豆、農林水産省トウモロコシ)。
自社の利益のために、消費者を危険にさらして涼しい顔をしている企業は多いもの。
しかし、私たち消費者には、選ぶ権利があります。透明性を重視した同社の決定は勇気あるものとして称賛されるべきでしょう。
正しい知識を身につけて、自分や社会にとってメリットのある製品を選べば、自然に目前の利益のことしか考えない企業は淘汰されていくでしょう。
原文 URL: http://www.nygreenfashion.com/html/news/20130625.html
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