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12 Jul 2013 10:54:44 am |
南極に巨大氷山誕生 |
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地球温暖化で氷河がせり出し氷山に、その面積は東京23区より広い
Phys.org/News 2013-07-10より
2013年7月8日、巨大な氷山が南極に誕生した。南極パイン島氷河が、アムンゼン湾にせり出していたが、同日氷河から切り離され、巨大な氷山となった。
パイン島氷河に裂け目が発見されたのは、2011年NASAが、衛星写真から発見した。その後、世界の氷河観測チームが注目していた。この度、ドイツの研究チームがドイツの地球観測衛星、TerraSAR-Xからの衛星写真(添付の写真)から氷河本体から切り離れた様子を確認した。
この新しい氷山の大きさは、720平方kmで東京23区部の621平方kmよりも大きく、厚みは平均400mである。
南極大陸は98%が氷に覆われている。その氷の量は約3000万立方キロメートルで地球上の淡水の61%は南極の氷である。東南極大陸は海面より上に岩盤がでているが、西南極の地表は海面下2500mもしたにあり、その上に氷床が乗っている。氷床の厚さは、最高5000mである。
地球温暖化の影響で、ここ50年の間に西南極の氷床の温度は10年に0.1℃づつ上昇している。これにより氷河の流れをせき止めていた棚氷の融解が急激に進み、その為氷河の流れが早くなった。2004年のデータでは1970年に較べて25%早くなっている。
原文(英文)URL: http://phys.org/news/2013-07-huge-iceberg-island-glacier-antarctic.html
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Posted By : dantesforest |
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